トピックス
米国出張
今月前半、Yo.Iさんに同行して米国出張に行ってきました。前半はシカゴに宿泊してデトロイト北郊の事務所を訪ね、後半はシリコンバレーの企業や現地事務所を訪問するという旅程でした。Yo.Iさんのエントリにも書いてありましたが、米国特許法101条による特許業界に対する影響がいかに大きいかということを肌で感じました。 それはさておき、今回、一つ失敗したことがありますので紹介します。 前回の米国出張では、スマホの通信環境を整えるため、Wifiルータをレンタルして渡米しました。それ...投稿日:2019年10月29日
米国特許法101条に関する司法判断の影響
今回は、特許業務に関するトピックスを1つ。現在、恒例のシリコンバレーへの出張中である。訪問先で話題になるのは、米国特許法101条に関するここ数年の判決である。日本の知財関係者であれば、米国特許法101条に関するUSPTOの姿勢、連邦地裁の姿勢、CAFCの姿勢、米国最高裁判所の姿勢、について常々キャッチアップを行っているので、概要は理解しているはずである。 しかしながら、今回、現地の特許事務所を訪問したことで、日本からでは見えない現実問題について認識させられた。日本から見ていると、単に、US...投稿日:2019年10月10日
日本文化と経済合理性、または「日本文学史序説・上」のこと
日本の文化の特徴は、新しい表現形式が生まれても古いものを捨てないところにある、と加藤周一は言った(「日本文学史序説・上」1975年)。新しいものが古い物を退けて交代を迫るのではなく、旧に新を付け加え、共存していく。けだし卓見だと思う。和歌・短歌という抒情詩の形式は遅くとも8世紀には成立した、その後、俳句が生まれても、和歌は廃れない、西欧との接触により自由詩型が用いられるようになっても、和歌も俳句もなくならない。それは詩に限らず演劇(能、歌舞伎、新劇)にも、あるいは言語の表記(真字としての漢字、...投稿日:2019年10月08日
イマジナリーフレンド
現在、下の子は、1歳3ヶ月で、まだ、「ここ。」(ここ(椅子や台など)に乗りたい)、「まむ。」((本を自分で持ってきて)この本を読む)、「イヤ。」、「たーたん」(おとうさん)くらいしかしゃべれませんが、上の子(現在、3歳5ヶ月)は、8ヶ月くらいからしゃべっていましたので、まだ妖精さんの世界に生きている子供と、けっこう面白い話ができました。 上の子には、イマジナリーフレンド(参照1・参照2)がいました。そいう存在は、西原理恵子さんの「毎日かあさん」や「いけちゃんとぼく」で知って...投稿日:2019年10月01日