トピックス
CDやソフトのコピーに思う
我が家の子どもたちがまだ小学校の高学年か中学に入ったばかりの頃、よく「お父さん、このCD、コピーできる?」と聞かれた。そのたびに、市販のCDのコピーはできないよ、と答え、「どうして?」と尋ねられる度に、「著作権があるからね」という説明はしたが、それよりなにより、「お父さんは、こういう他人の知的な仕事の成果を守る仕事をしているんだよ。自分が、他人の仕事を大事にしないで、みんなに『守ってください』とは言えないよね。自分がまず守る、そして君や君の友達、その家族、みんなが知的財産って大事だね、と思って...投稿日:2015年09月29日
事務所の理念を守る
今年、弊所(明成国際特許事務所)は、創立から25周年を迎えた。創業した1990年は、今から振り返れば、いわゆるバブル経済期の終わり頃に当たっているが、当時、社会は好景気の余韻どころか、まだまだ行ける、という熱気のなかにあった。オフィスビルは建てる端から満室になり、開業のための20数坪の事務所を借りることが難しかった。 他方、弁理士会が定める弁理士の標準報酬額表なるものがあり、二年に一度改訂され、要するに値上げされていた。特許出願の件数も毎年増加しており、弁理士の数は、僅か三千人前後。毎年の...投稿日:2015年09月15日
稲穂の揺れる風景
今年の夏は、天候がおかしい。7月から8月前半に掛けて、記録的な暑さだったが、8月の下旬になると、30度を超える日が少なく、このまま夏が終わってしまうのかという気分になる。 農村に行くと、早いところでは9月の第一週に稲刈りをする。そんな地域では、8月下旬になると、田は黄金色の稲穂が揺れ、その上を、赤とんぼが群舞している。しかし、よく見ると、ところどころ青い稲がある。ところどころ倒れている稲がある。農家の方に伺うと、7月から8月前半の高温で稲が伸びすぎたためだという。「このままだと、少し収量が...投稿日:2015年09月08日
プロダクト・バイ・プロセス・クレームについての最高裁判決
2015年6月5日に、最高裁が、プロダクト・バイ・プロセス・クレームについて画期的な判決を出した。プロダクト・バイ・プロセス・クレームとは、「原料Aを、200℃、3気圧で、4分間、加熱加圧して製造したB剤。」のように、作り方(プロセス)によって、もの(プロダクト)を特定したクレームのことだ。 この判決は、従来の特許庁での審査のあり方に修正を迫るばかりで無く、今後の侵害訴訟の結論にも大きな影響を与える。それどころか、この判決の意味するところを最も広く解すれば、従来の特許の多くが無効理由を...投稿日:2015年09月01日
トピックスコーナー新設
弊所ホームページに、トピックスのコーナーを新設しました。様々な話題を本コーナーで発信していく予定です。投稿日:2015年09月01日