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腕時計
父から贈られた腕時計をオーバーホールしながら使っているといったことに憧れますが、残念ながら父はそんな腕時計を遺してくれませんでした。永年勤続（勤続30年？）の表彰でSEIKOの腕時計を頂いていてそれを冠婚葬祭等で身に着けていたのを子供ながらに覚えていたのですが、遺品整理の際には結局見当たりませんでした。
高校入学の際に、当時CMで流れていたハイファイセットの「素直になりたい」という曲が好きだったことも相まってCITIZENのリビエールを買ってもらってから、腕時計との付き合いが始まりました。
学生時代、付き合っていた彼女（現在の奥さん）とペアの腕時計を購入したことが懐かしく思われます。その後、就職、転勤などのイベントがあると、決して高価な品ではないですが、記念のものとして腕時計を購入してきました。時計を見るとそのときのことを思い出します。３０歳の記念に少しだけ高価なタグホイヤーを購入したのですが、数年前、空き巣の被害で失ってしまいました。３０代の丸１０年使っていたので、３０代の思い出も奪われたようで、かなり凹みました。
ここ１０年位では、弁理士試験合格、付記試験合格、初めて後輩を指導したとき、パートナーに昇格したとき、などに好みの品を購入しています。K.Hさんがトピックス「デザイナーへのあこがれ」にて言及されていたマックスビルも購入を検討したこともありました。バウハウスデザイン良いですよね。そのラインで、BRAUNにも惹かれましたが購入には至りませんでした。
現在お気に入りは、時計メーカーが作ったものではなく、海外の時計ショップが部品を集めて作った比較的小ぶりの自動巻きの時計です。盤面にはもちろんブランド名は記載されておらず、いわゆるカリフォルニアダイヤルが特徴的なミリタリー系の時計です。ムーブメントは日本製のMIYOTAの8215なので、オーバーホールも安価に済みそうな所も気に入っています。ブランド力に頼らず、でも質実剛健的なところに魅力を感じています。
いずれは子供たちにも使ってもらえるような逸品を購入しようと思っています。そんな購入に相応しいイベントが起こることを期待するとともに、そんなインベントを起こすように仕込みを考えねばと思っています。[ Ｓ．Ｋ ]
投稿日:2020年07月28日
