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幕張メッセ近くのカフェにて
今年のゴールデンウィークの前半（4/29-30）に、幕張メッセで行われたニコニコ超会議２０１７に家族で行ってきました。毎年１回行われるこのイベントに、たまたま今年は参加することになりました。２０１２年から開催されているこのイベントは、「ネットゲーム、アニメの展示会的なモノだろう」という勝手な思い込みに反して、大相撲の出張巡業、歌舞伎、音楽ライブなどの多様なイベント、更には、企業、自衛隊、主要政党、高校など様々な組織がブースを出展し、自らの活動をアピールするイベントでした（ご存知の方からすれば当たり前の情報ですね、あしからず）。
会場の様々な場所でニコニコ生放送と連携したイベントを行っており、例えば、会場に設けられたリアル脱出ゲームを著名人が行っている（解く）様子をカメラで撮影して生放送しているなんてところもありました。政党のブースでは、参加者がＶＲ（Virtual Reality）用ゴーグルとヘッドフォンを着用して、ＶＲで党首に徹底的に追及され、そのときの脈拍数に応じて総理大臣としての適性を評価してくれるというイベント（ゲーム？）が人気でした。９０分待ちでしたのであきらめましたが、行っている方の脈拍数が大型モニターに表示されており、その脈拍数の変化で党首の追及の状況を想像するだけでも面白かったです（追及する党首の映像は大型モニターには表示されず参加者本人しか分からない）。
幕張メッセでのイベントには、およそ２０年ぶりの参加でした。ネットワーク関連の製品やサービスの展示会であるINTEROPに、Fibre Channel関連製品を出展するにあたりサポートメンバーとして参加して以来です。全然若いイケイケ（？）の頃の話です。
INTEROPのようなある程度分野が絞られたイベントとは異なり、ニコニコ超会議では、様々な分野のブースが乱立し、それぞれが独自のイベントを繰り広げています。なので、或る特定のブース以外には事前の下調べも無く来場した我々にとっては、まさに迷路に迷い込んだようで、楽しい反面、途中からどっと疲れてしまい、さらに、あまりの人の多さ（２日間でおよそ１５万人の来場者数）に家族皆が途中からヒトに酔ってしまい、近くのホテルの高層階のカフェに緊急避難した次第です。
そのカフェで東京湾を眺めつつホットコーヒーをすすりながら、また、家族がケーキを選ぶ様子を見ながら、「ＶＲ蓮舫試したかったな」と思うと共に、「INTEROPで出展していた製品に使われていた特許は、つい最近まで生きていたんだなぁ」と、ふと思いました。私個人としては色々あって長かった２０年。そんな２０年間、技術の独占が許され続けてきたんですから、特許のシステムってすごい！そう実感した幕張メッセ近くのカフェでした。[ Ｓ．Ｋ ]
投稿日:2017年05月16日
