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時々訪れる温泉
このゴールデンウィーク、その2週間後の週末と、このところ実家のある長野県坂城町に帰省する機会がありました。GWは、実家の庭・畑の草刈りの他、実母の十七回忌の法要を執り行う目的もありました。次の機会は、隣の千曲市を舞台としたアニメ「Turkey」の先行上映会に息子が行く際の車に同乗するのが目的でした。当初、彼が独りで車で愛知から千曲市まで行く予定だったのですが、警報級の大雨の予報だったため、安全を考慮して同乗することにしました。ただし、先行上映会の前売りはすでに完売していたので、私自身は観ることはできませんでしたが。
「Turkey」は、千曲市の高校生5名がボーリング部で青春を謳歌するTVアニメーションで、2025年7月8日から毎週火曜に日テレ系で放映するそうです。地域密着型のアニメで、千曲市の風景がときどき登場するみたいです。地元のバスもそのキャラクターでラッピングされていたりと、盛り上がりを見せています。この辺りでは、上田市がアニメーション「サマーウォーズ」(2009年)の舞台となって盛り上がっていたことと少し重なります。機会があれば御覧ください。
さて、実家に帰省すると、春~秋は、草刈りがメインの仕事となります。普段は頭脳労働を行っているため、このような体を使った労働もたまには悪く無いです。しかし、やはり疲れます。そうすると、楽しみは、体を癒す「温泉」です。幸いなことに、坂城町にも温泉施設がありますし、隣の千曲市は、戸倉上山田温泉という「善光寺詣りの精進落としの湯」として昔から有名な温泉があります。このたびの2回の帰省では、合計3か所の温泉施設に伺いました。本記事では、そのうち、「万葉超音波温泉」と「観世温泉」をご紹介します。
「万葉超音波温泉」は、千曲川に架かっている万葉橋のたもとに位置する源泉かけ流しの大衆浴場です。数年前にリニューアルされて露天風呂が追加されて充実した温泉施設です。露天風呂も良いのですが、お気に入りは、とてもとても熱い岩風呂です。この岩風呂は、源泉そのままをぶっこんでおり、およそ45~47℃あります(番台で「何度ですか?」と尋ねたところ、45℃位とおっしゃっていました。ただし、ホームページには「47.2℃」と記載されています)。45℃以上って普通じゃないです。入ってすぐ痛いです。しかし、すぐ麻痺して「とても冷たい」感じだったり、「とても熱い」感じだったりが交錯し、さらにその後、なぜか「静寂」を体全体で感じるようになります。この状態で頭の中で300秒カウントして出るのがマイルールです。途中、他の人が入ってきてお湯が揺れると、静寂が破られて「熱さ」を再確認することになる、なんて文学的ではなく、本能的に「あちぃー!静かにはいれ~」と心で叫ぶことになります。300秒カウントしてお風呂を出たあとは、露天風呂のそばで冷水を浴びてプラスチック製のチェアーに座って整うのを待ちます。爽快です。やみつきになります。
「観世温泉」は、万葉超音波温泉から歩いて3分ほどの所にあります。大人400円の源泉かけ流しの大衆浴場なのですが、ここは、実は、私のベリーベストな温泉です。こことの付き合いは、小学生の頃からなので、50年ほどになりますか。緑の色の少し硫黄の匂いがする温泉で、芯から温まることについては、ピカいちだと思います。シャンプーやボディソープなどは置いていませんが、シャワーも源泉でとても気持ちが良いです。名前の由来は、その昔、夢枕に立たれた観世音菩薩様に導かれて温泉発掘を初めて掘り当てた温泉であるためだそうです。コイン洗濯機が置かれた昭和な感じの待合コーナーも大好きなのですが、ローカル牛乳である「オブセ牛乳」の瓶タイプが置かれなくなってしまったのが、非常に残念です。ぜひ復活してもらいたいものです。こちらは、通好みの温泉となりますので、自称「通」の方、近くまで足を運ばれた際には、ぜひお湯を頂いてみてください。満足されること間違いなしです。[ S.K ]
投稿日:2025年05月27日