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高齢車たち
うちのクルマたちは、私のバイクを筆頭にみな高齢車なのですが、どれも気に入っているので、乗れる限りは乗り続けたいと思っています。しかし、私のバイクが今年で20歳、私のクルマが今年で15歳なので、そろそろサービスパーツの欠品、という問題が生じてきています。
バイクは今年で20歳の節目なので、夏に、ディーラーに重整備に出したのですが、その際、「ABSユニットはもうメーカから供給されていないので、もしそれに不具合が見つかっても交換できません。」と言われてしまいました。私が20年前にこのバイクを買ったときには、「BMWでは、今まで作られてたバイクで、部品の供給がないものはありません。」と、店員さんが胸を張って説明したものですが、「ミュンヘナー」といわれるようなクラシックなモデルとは異なり、電子制御が入るようになってからは、機械加工だけでは済まないので、昔の部品をときどきバッチで作る、ということも難しいのかもしれません。その後、webを検索したところ、オーナーの皆さん、ABSユニットに不具合が生じたらABSユニットを取っ払う、という対応をされているようです。たしかに、ABSが作動したことはこれまで一度もないので、それでもよいのかもしれませんが、このバイクは、前後のブレーキが連動しており、かつ、サーボモータでアシストもしているので、そして、それらがABSユニットとして一体になっているので、少々不安ではあります。この先、故障しないことを祈っています。
クルマの方は、すでに直せない不具合が生じており、助手席のドアを内側から開けることができません。助手席のドアを開ける場合には、ドライバーがクルマを降りてうやうやしくドアを開けて差し上げねばなりません(2ドアなので)。このクルマは、かつては我が家のメインカーでしたが、今となっては私のパーソナルカーと化しているので、それでもよいのですが、ふと気づきました。「今、左のドアの部品が故障して左のドアが開かなくなったということは、いずれ数年以内に右のドアも同様に故障して開かなくなる可能性が高いのでは?」 そこで、ディーラーのメカさんに問い合わせたところ、「開け閉めの頻度は運転席側ドアの方が多いので、むしろ右ドアの故障の方が、うちの店舗ではよく経験している。」とのお返事。幸い、10年ほど前に、右ドアの該当部品は「内装として見えている部分の表面処理層が剥げてきて見苦しい」(<つれあいがバチバチ爪ではじいたので)という理由で交換していたため、まだ持っているようですが、いずれ右ドアも開かなくなるかもしれません。そうなったら、クルマから出られない、という悲惨な状況になります。
しかし、このクルマは「屋根(ハードトップ)が開く」という飛び道具を持っているので、ドアが左右とも中から開けられなくなったら、「クルマを降りるときには屋根を開ける」、「屋根が開いている状態で保管し、運転中は、必要に応じて屋根を閉める」という使い方もできないわけではありません(ちなみに、車外から屋根を閉めることはできません)。そうなると、このクルマは車庫にて保管ということになり、このクルマの駐車スペースの横には移動式の脚立を置いておく必要が生じるでしょう。クルマに乗るときには、脚立から運転席に乗り込み、つれあいに脚立を移動してもらい、屋根を閉めて車庫からクルマをだし、道路に向かう敷地を移動して、つれあいとハンドサインを交わして、アクセル全開で発艦!(BGMは、Danger Zone)という感じで、毎回、ピート[マーヴェリック]ミッチェル大佐を気取ってもいいのですが、おそらくつれあいはそういう遊びには付き合ってくれなさそうです。
そういうわけで、ディーラーのメカさんに左右ドアの部品番号を教えてもらって、なんとかして入手できないものか、webで検索しました。国内で発注を受け付けるサイトがあったので、申し込んだところ、「メーカーから供給がないのなら無理。」とのお返事。それから調査対象を世界中に拡大したところ、リトアニアのサイトでその部品について「発注可能」の表示があるサイトがあったので、申し込んだのですが、いろいろとやりとりのあげく(AI翻訳のDeepLには助けられました。リトアニア語など知らないので)、結局、返金がありました。e-bayでは、(左ではなく)右ハンドルの部品を見つけたので、これも申し込んだのですが、先々週、返金がありました。現在は、ドバイのサイトで申し込んだ左ドアの部品が送られてくるのを待っているところです。今のところ、サイト上で見られる注文のステータスは「入金確認済み」であり、まだ返金はありません。なんとか、届いてくれよ、と思っている一方で、これは、キャスター付きの脚立の購入(とDanger ZoneのiPhoneへのダウンロード)も考えておいた方がよいかも、と思っています。[ K.H ]
投稿日:2024年12月24日