2024年5月
« 4月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

検索

カテゴリー

トピックス

情報過多は無駄!

 いまの世の中は情報社会である。多量の情報をどのように処理し、利用するかが最も重要だ。主要な情報源も、かつては新聞や書籍であったが、現在ではインターネットが最も重要な情報源となっている。
 競馬についてもインターネット経由で大量の情報が配信されている。但し、競馬ファンに最も利用されている情報源は依然として紙媒体の新聞であろう。競馬場ではほとんどの人が競馬予想の新聞と予想用の赤ペンを持っている。
 競馬予想を掲載している新聞には、競馬専門誌とスポーツ新聞の2種類がある。競馬専門誌は約500円でスポーツ新聞は約130円だから、値段は約4対1である。競馬に関する情報量も競馬専門紙はスポーツ新聞の約3~4倍なので、コストパフォーマンスはほぼ同じである。但し、競馬の予想で3~4倍の情報量の差が有利になるとは限らない。
 私は10年以上ずっと競馬専門誌を買っていたが、今年になってスポーツ新聞に切り換えた。その理由は、競馬専門誌は私にとって情報量が多すぎてうまく情報処理ができず、どの馬券を買うか迷ってしまうためだ。競馬専門誌では、各レース毎に十人程度の専門家の予想が載っているが、それぞれ推奨する馬が違うので、どの予想を信じればよいかが解らない。また、個々の出走馬の能力を示す数値が付されていたり、コンピュータの予想が載っていたりするので、いろいろなデータを参考にしようとすると却って迷ってしまう場合が少なくない。
 以前の私は、競馬専門誌の予想の多さに迷わされてしまうという悩みをもっていたが、今年になってからスポーツ紙を買うようになって、その悩みは見事に解決した。スポーツ紙の競馬予想はそれほど情報量が多くないので、パドック(レース直前の出走馬の下見所)で見た馬の様子と併せて、スポーツ紙の予想をちょっと参考にするだけで、余り迷うことなく買いたい馬を絞ることができるのだ。お陰で、以前はたびたびあったボーズ(1日12レースで1回も的中しない!)が、今年になってからは1回も無い。
 何事も情報過多は無駄であり、処理能力に応じた適度な量の情報を選別して入手するのが大切、という教訓を実感できる経験だった。[ T.I ]

 

トピックス

投稿日:2018年03月27日