アメリカ バージニア 海外短期留学

弁理士

講義の内容としては、特許の出願から権利化までの内容が主に取り扱われていた。また、個人の専門によって各自選択できる科目もあり、電気や機械、化学のほかに意匠についても選択が可能であった。

期間

2015年6月9日から6月22日

場所

VirginiaにあるBirch Stewart Kolasch Birch LLP

研修概要

 研修では、通常、午前2コマ、午後2コマの講義が行われ、内容により1コマの時間は異なるが、1コマ1時間半前後であった。
 講義の内容としては、特許の出願から権利化までの内容が主に取り扱われていた。また、個人の専門によって各自選択できる科目もあり、電気や機械、化学のほかに意匠についても選択が可能であった。
 講師は、ヨーロッパの内容以外はBSKBの技術担当者(Patent attorneyとPatent agent)が担当し、各講義は二人一組で行われていた。講義のなかで講師同士がお互いのコメントを求め合うなど、お互いをフォローすることにより、分かりやすい講義となっていた。
 講義ごとに講師が代わり、事務所全体でセミナーを開催している印象を受けた。また、このセミナーにより、所属する技術担当者のプレゼン能力の向上も図っている印象を受けた。

感想

 化学が強い事務所であるため、セミナーの内容は化学の例が多く、また、化学を専門とする技術担当者が多い印象を受けた。
 主な講義内容は基本的な内容であり、すでに理解できている部分もあったが、米国法を、体系的に、かつ短期間で学べる機会であり、大変有益であった。
 また、この研修を受講したことにより、様々な方と知り合うことができ、国による考え方の違いや立場(事務所と企業)による考え方の違いを認識できたため、今後の業務にも生かしていけたらと思う。