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1年ほど前から新聞(一般紙)を読みはじめました。以前は新聞を取っていたのですが、つれあいが「たまった新聞紙を捨てるのが面倒」というので、家を建ててから、もう何年も取っていませんでした。また、@niftyやyahooなどで、そこそこいろいろな記事を読めるので、「まあ、それでいいか。」と思っていた面もあります。
しかし、一昨年あたりから、よく見るSNSで表示されるコンテンツがどんどん自分の好み(だと評価した)のものにフォーカスされてきて、「いやいや。世の中こんなに、TOS(Star Trek:The Original Series)や、TNG(Star Trek: The Next Generation)や、The Lord of the Ringsであふれているわけないでしょう。もうずいぶん昔のものだし。」と思うようになりました。
ちょっと調べてみると、TOSは、1966年放送開始。もう60年近く前。
TNGでも、1987年放送開始。もう40年近く前。 映画、The Lord of the Ringsは、ちょっと新しくて2001年に第1作公開。それでも20年以上前。「旅の仲間」も、すっかり中高年ですね。
「そんな過去の狭い世界に閉じこもっていてはアカンでしょう。世の中には、毎年毎年、新しいコンテンツが公開されているのだから。」、「これではまるで、『みぞの鏡(Mirror of Erised)』の虜になったハリー・ポッターではないか。」と思いました(ハリー・ポッターも古いですね。小説第1作目の日本語版が1997年発行、映画が2001年公開)。
以前から、日経新聞は、楽天証券経由でネット版(無料)を読んでいましたが、これは、ほぼ株価や会社の動向の話なので、世の中を知る、というよりは、株価や会社の動向の情報を取得するためのもの、に近いです。一方で、子どもには、小学生新聞をとっていて、それを読んでみると、世の中の出来事を解説する記事などもあって、「なかなかよいな。」と思っていました。そこで、自分も、久しぶりに一般紙である毎日新聞を読み始めました。ただし、「たまった新聞紙を捨てるのが面倒」というつれあいの意向も尊重して、ネット版です。
子どもの頃は、かなり新聞を読む子どもでした。中学の途中から高校の頃は、株式欄、スポーツ欄や、ラジオ欄を除いて、ほぼすべての見出しと、60%以上のコンテンツを読んでいたと思います(連載小説は気に入った場合だけ読んでいました)。毎日新聞の毎週日曜の見開きの書評ページ(今は土曜に移行しています)が大好きでした。お金が限られていたので、そうそう頻繁に本を買うわけにはいきませんでしたが、自分と好みがあう書評家もいて、毎週楽しみにしていました。
今回の新聞の契約は、ちょっと迷いましたが、紙面ビューアで、新聞の印刷紙面の体裁で読むこともでき、ウォール・ストリート・ジャーナルなども読める、ちょっとよい方の契約をしました。お試し期間中に紙面ビューアで紙面を見たときには、「おお、これこれ。」と心の中でうなづきました。すべてのタイトルが同じポイント数(大きさ)で表示されるネットニュースとは異なり、編集部が重要だと判断した記事は、大見出しで載っている。書評欄も、書評の文字数の違いが面積の違いとなって、一目瞭然。ふつう、自分では読みに行かないであろう記事も、大きめのポイントでタイトルが付いていると、読んでみたりします。
といっても、スマホでは、紙面ビューアで読むのはムリなので、紙面ビューアで読むときは、13インチタブレットかパソコンの画面で紙面全体を眺めて、読みたい記事をズームして読むことになります。今の時点では、新聞は、朝と通勤電車内と夜、ネットニュースの形態でささっと読み、紙面ビューアを使って見るのは、1面と、土曜の書評欄くらい、そのほかは、ときどきパラパラとめくって見るくらいです。それでも、客観的であろうと務めている新聞社が、事実を確認し重要度を判断した上で構成されている、新聞紙面が見られる紙面ビューア、「紙を捨てるのが面倒で新聞を取っていない」という人、「ネットニュースだけを見ている」という人には、おすすめですよ。[K.H]