生成AIと気候

 今年の5月以降の気候を見ると、例年を2ヶ月ほど前倒しした気候に見えたので、7月上旬に、「名古屋市の今年の夏の気候は、昨年より涼しいと思うけど」と問いかけ、生成AIを使って分析してみることに。
 検証中に現れるURLは、どれも一般的な、気候を扱うサイトで、先ずは、気温等のデータが示された上で、今年は去年より涼しいと回答がある。そこで、要因分析と共に8月以降の気候も分析してもらった。結論は、梅雨前線等の影響で、序盤の立ち上がりが鈍いと。さらに突っ込んで、気圧配置、偏西風等の気象条件から深掘りを依頼。やはり、立ち上がりが遅いとの回答。
 そこで、今年は既に台風も多発していて、夏型の気候の立ち上がりが遅いとは思えないけど、と投げかける。すると、鋭い指摘と言われ、夏型の立ち上がりが遅いという表現は単純すぎると反省の弁。色々な仮説を立ててくれた上で、500hPaの天気図、OLR、MJO、SSTを使ってシノブテック気象学の観点から分析してくれることに。結果として、曇天、雨天が多く、気温上昇が抑制されてきたが、今後は暑い夏に振れるリスクが高いとの結論が示され、熱帯のエネルギーが弱いのではなく、熱帯のエネルギーが高気圧の強化よりも、台風活動に分散されていると思われると締めくくられた。
 最後に、「台風が多発しているのに、夏型の立ち上がりが遅いとは思えない」という視点について、本質を突いていたと言われ、仮設を立ててデータで検証するという進め方は楽しかった、と。
 ツールを使う側がそれなりに判断できれば、より深掘りできることを改めて確認できたトピックスであった。[Yo.I]

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