ランチ

 ランチ後、歯を磨いて席に着いて何を書こうかを思いあぐねていたのですが、さきほど食べたランチに関連して書いてみようと思います。

 遡れば、保育園での給食が私にとって一番古いランチの記憶です。園内に調理室があり、お昼頃になると何ともおいしそうな匂いが漂って来たことを覚えています。不思議なもので、メニュー自体は「たまに1/2カットのバナナが出てうれしかった」位しか覚えていないのに対して、あのおいしそうな匂いはいまだに鮮明です。小学校・中学校も給食でした。こちらはさすがに記憶も増えて、くじら肉が出たこと、揚げパンが苦手だったこと、牛乳が瓶からパックに変更になったこと、米飯給食が開始されたこと、ミルメーク(登録商標)が出た日はうれしかったことなどを覚えています。

 高校では、1年から2年の途中までは、母の作ってくれたお弁当が中心でした。しかし、私の通っていた高校では学食があり、そこのカレーうどんがとても気に入り、2年の途中からは、「カレーうどん中心」のランチ生活となりました。蕎麦屋さんのカレー南蛮のような味わいで、シンプルな素うどんの上にカレーライス用のカレーを盛り付けただけなのですが、つゆとカレーの相性が抜群で、いまだにあの味を探してしまいます(まだ見つかっていません)。食券のプラスチック製の札がピンク色だったことを妙にはっきりと覚えています。大学に入り、一人暮らしを始めると、ランチはもっぱら学食となります。通っていた大学ではいくつか食堂がありました。安くてボリュームがある所、少しリッチなカフェ風な所、中華料理がメインの所など。今日はどこでたべようかと選べる楽しみがありました。そのうち、大学から少し離れたハンバーグがおいしいお店や、自宅近くのラーメン屋さんにも足を伸ばすようになりました。

 就職先の大企業では、社員食堂が充実しており、基本的にその社員食堂でランチを頂きました。以前述べましたが私は転勤や研修で様々な場所で働く機会を頂きましたので、様々な社員食堂を経験しました。海の近い千葉幕張や横須賀の社員食堂では魚が美味しかったです。長野の社員食堂では、ラーメンが美味しく、高校時のカレーうどん同様に、頻繁に頂きました。「これ絶対外でお店を出した方が良いのでは」というレベルでしたが、おそらく会社からの補助があっての味作りで、これを外で実現しようとすると妥当な価格では無理になるのだろうな~と勝手に想像していました。また、長野では職場の近くにおいしい蕎麦屋さんがあり、ときどき声を掛けていただき先輩方と一緒に食べに行ったことが懐かしい思い出です。

 現在は、ときどき外のお弁当屋さんで買ったり、ラーメン屋さんに食べに出たりしますが、基本的に妻の作ってくれたお弁当をランチとして毎日食べています。健康を気遣ったメニューを毎日作ってくれることに感謝です。とても自分じゃできないだろうなと改めて思います。私は基本的にランチを抜かないので、1年365日ランチを食べています。それを57年。数えてみると実に2万回以上になります。各ランチを作って下さった方、材料や場所を提供して頂いた方など多くの方のお世話になってきたことに改めて思いを馳せ、明日のランチもありがたく頂こうと思います。[S.K]

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