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銭湯

 はい、また風呂の話題です。以前のトピックス「お風呂」と一部重複しますが、ご容赦を。
 
 この春、長男が大学進学に伴い自宅を離れて一人暮らしを始めることになり、週末(3/30-31)にレンタカーを借りて自分達で引越しをしました。少し花冷えの気候の中、また、小雨が降る中での引っ越しになりました。車種の選択を若干小さい方に誤ったようで、諸々をぎゅうぎゅうに詰め込んだ結果、運転席と助手席のシートを90°にせざるを得ず、サービスエリアで休憩を入れて腰をのばしつつ、安全運転で目的地に向かいました。
 エレベーター無しの3階の新居に、長男と2人で車から荷物を運び入れる作業が終わったのが夕方。レンタカーを返却して近くのお弁当屋さんで弁当を買って夕食を食べて、ようやく一息ついて夜7時半。新居はトイレ・バス付きなのですが、お風呂好きの我々は、近隣の銭湯をすでにサーチ済みです。ラッキーなことに、歩いて5分程度のところにあり、そこに行くことにしました。
 大正の建物を利用した昭和初期から営業されている銭湯ということもあり、大正ロマンを感じる趣のある銭湯で目も楽しめましたが、何より、荷物の積み降ろしと窮屈な格好での長距離運転の疲れを癒してくれました。
 私の学生時代には、自転車で5分程度のところに定休日が異なる2つ銭湯があり、風呂無しアパートに住んでいた私は、これらの銭湯に通っていました。一方は既に廃業されていますが、他方はまだ営業されています。長男が幼い頃、まだ営業されている方の銭湯の近くに住んでいたこともあり、日曜日の夕方に長男を自転車の後ろに乗せて銭湯に行ったことを懐かしく思い出しました。
 
 少し調べてみると、銭湯の数は、どんどん減ってきているのですね。厚生労働省の統計(衛生行政報告例)によれば、愛知県の私営の一般公衆浴場の数は、平成8年には384件だったのが、平成29年には100件まで減っているようです。長男が住み始めたエリアでも、平成8~29年の間におよそ1/2に減っていました。風呂付き物件の増加も一因だと思われます。平成から令和へと時代は変わりますが、自宅では味わえないあの開放感、下町感を提供してくれる銭湯、青春の1ページの銭湯。いつまで残っていて欲しいなぁ。おそらく長男にとってもあの銭湯は、青春の1ページの銭湯になるのだろうなぁ。[ S.K ]

 

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投稿日:2019年04月02日