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特許事務所の日常

 はじめまして。今年の1月からパートナー弁理士として事務所運営に携わることになり、その一環として、今回初めてトピックスを書くことになりました。読者の皆様、お手柔らかにお願いします。
 
 さて、私が明成国際特許事務所に入所したのは2008年9月であり、それまでは企業で5年間ほど知財業務に従事していました。
 
 明成に入所してまず印象に残ったことは、事務所内がとても静かであることです。以前の職場では、頻繁に、他部署から発明相談の電話であったり所内打ち合わせがあったりと、比較的にぎやかなこともあり対照的であったので、今でもこの印象は鮮明に残っています。
 特許事務所で仕事をして実感したのですが、出願明細書を作成するにはかなりの集中力が必要です。なので、皆さん、集中して出願明細書を作成しているため、業務時間中の事務所内はとても静かです。
 また、集中力が途切れないよう、静音キーボードを使用したり、長時間電話する際には防音機能を施した電話室を使用したりといった工夫もなされています。だからと言って、先輩や上司に質問をしづらいという環境ではなく、複数人で1ブースといった質問がしやすい配置になっています。
 
 このように、集中力が途切れないような工夫がなされているものの、私の場合、特に長時間明細書を作成していると、集中力が途切れます。集中力が一端途切れると、なかなかもとに戻すことが難しく、この状態で明細書を作成しても効率がかなり悪くなるので気分転換をするようにしています。
 例えば、お客様向けとは異なる所内向け業務を行ったり、お手洗いに行ったり、事務所の外に出て散歩をしたりなどして気分転換を図っています。現にこのトピックスを書いている時間も気分転換を図っている最中であり、気分転換ができました。今日は二回目の散歩に行かなくてもこれから集中できそうです。
 
 それでは、また出願明細書の作成業務に戻りたいと思います。[ T.M ]

 

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投稿日:2020年02月25日