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新型コロナウイルスの流行

 新型コロナウイルス(COVID-19)が大流行していますね。学校、幼稚園も休校になり、様々なイベントも中止されています。飲食店などは、閉店している店も多いですね。
 
 海外でも、トランプ米大統領は、「自分は戦時下の大統領である。」(I view it as a, in a sense, a wartime president.)と発言したそうですし、メルケル独首相も「第2次大戦以来、国家が直面した最大の挑戦だ」と述べたそうです。日本人の視点では、2011年の東日本大震災以来の危機でしょうか。
 
 それでも、私たち人類は、犠牲を出しつつも、この危機を乗り越えていくのでしょうね。そして、乗り越えた先では、少し、それまでとは社会が変わっているのだろうと思います。
 
 東日本大震災の前後も、良いか悪いかは別にして、日本は少し変わったように感じています。東日本大震災の前は、「本当に、日本は、ゆるみきった国になったなあ。」と感じていました。小学生の頃にマンガ、アニメで見た「キャプテンハーロック」に出てくる地球のようだ思いました。あれを見たときには、すごく戯画化されていると感じましたが、「本当にああいうふうになるもんなんだなあ。」と当時、感じていました。東日本大震災という首都を巻き込んだ危機を経て、日本人(の多数派)が「今の状態がこの先も続くとは限らない」と考えつつ、先を見据えて行動する、ようになるかと思いましたが、そうでもないようで、ゆるみっぷりは少し減ったようにも思いますが、一方で、なんだか無批判に「私(or私たちor私たちの国)大好き」な人が増えたように思います。
 
 新型コロナウイルスの流行が沈静化した後、世界はどのように変わっているでしょうか。危機は自分たちの工夫と努力と忍耐で乗り越えられる、という経験に基づく自信を身に着け、人々(の多数派)は、工夫、努力、忍耐の価値をより認識するようになるでしょうか。一方で、コロナウイルスを発生させた国、押さえ込みに失敗した国、その国の人たちに対する嫌悪が残るでしょうか。日本では、卑近なところで、「満員電車に毎日乗らなくても、仕事はまわるじゃないか。」と多くの人や会社が気づいて、時差勤務や自宅勤務が進むのかもしれません。新型コロナウイルスの流行を乗り越えたときには、危機から学び、それまでより少しよい社会になっていたらよいなあ、と思います。
 
 一方、ウイルスの拡散防止のために人々の活動が大きく制限されることで、しばらくの間は、景気も悪くなるでしょう。事務所としては、それでも力強く生き延びなければなりません。糸井重里氏がかつて書いていた、おそらく任天堂の故岩田聡社長の言葉だと思われますが、その言葉に、「普通ってのは、一流と二流の上(じょう)が食える。景気がいいときってのは、一流と二流がみんな食える。不況の時は、一流以外食えない。一流は、必ず、いつも食えるんです。それだけです。」というのがあります。「さらに続けると、一流ってのも、動機が一流、夢が一流、場所が一流、核になるアイディアが一流、人が一流、資金力が一流、交友関係が一流、センスが一流、などといろいろな要素があって、そのすべてが一流ならいちばんいいのだという。そういうビジネスは、絶対にどんな時代も大丈夫だと。」(ほぼ日刊糸井新聞、ダーリンコラム、アーカイブより)。明成国際特許事務所としては、明細書やクレームの質、納期管理、クライアントへのアドバイス力、庁期限の管理、事務手続きの正確さ、クライアントへの応対の仕方、情報収集能力、資金力など、いろいろな面をリアルタイムで改善し、向上させて、人から「他事務所をもって代えがたい」といわれるようにならなければいけないと思っています。それがつまり、景気が良かろうが、景気が悪かろうが、景気が危機的であろうが、事務所としてやっていくべきことである、と思っています。[ K.H ]

 

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投稿日:2020年03月24日