トピックス
子に教えられた文化
この「トピックス」では、私事ばかり書いており恐縮なのですが、長男が２０歳となり、先日地元で行われた成人式に彼は参加しました。他人の子の成長は早く感じるといいますが、我が子であっても、「ミレニアムベイビーだった彼がもう成人なのか」という感覚です。
彼が高校生のときに、マンガ甲子園に出場したことから、大学でもそちら系を趣味として続けるのかな、と思っていたら、案の定、そちら系のサークルに入り、しばらくして「サークルはどんな感じか」と尋ねたところ、「あのサークルは辞めて、ＤＪサークルに入った」とのこと。ん、ＤＪサークル？
昭和な皆様であっても、ＤＪを、「ラジオ番組のディスクジョッキー（パーソナリティー）」と認識することは、さすがに無いと思います。おそらくターンテーブルで回転する１２インチシングルレコードを、指で押さえたり回転させたりしてスクラッチノイズを出しつつ再生する、そんな人物像を想像するのではないでしょうか。話を聞くと、どうやらそのＤＪのサークルに入ったようです。ちなみに、昨今、メディアがレコードからＣＤになって、様々な効果を付けられるボタンやつまみが予め用意されているＤＪ台（ＤＪコントローラ）を駆使しつつ、演奏（曲をかける？）するのだそうです。
成人式に参加するために帰省した際、たまたまＤＪとしても活躍する彼のお気に入りのＤＴＭ（デスクトップミュージック）ユニットの新しいアルバムのリリースに伴うイベントが名古屋のクラブで行われるとのことで、成人式の前日夜から当日朝にかけてのイベントでしたが、彼は参加しました。このイベントには彼のお気に入りユニット以外にも多数のＤＪがライブを行う予定で、YouTubeでチェックしたところ、その中に妻と私が「あ、これはいいのでは」と思うＤＪもいたため、私たち夫婦も参加しました。
会場に着くと、さすがに息子は我々からそっと離れていきました。そして、ＤＪの近くに陣取ってタテノリでノリノリでした。息子の以外な一面を見ることができました。我々夫婦といえば、がんばって会場のグルーブについていきましたが、ひいきのＤＪのライブが終わり０時を越えた頃、息子を置いて会場を後にしました。
この歳で初クラブでしたが、非日常な感じがとても楽しくリフレッシュできました。子に教えられた文化。たまにはそういうのも良いかなと感じた次第です。ただ、翌日膝にきたのがちょっぴり悲しかった。[ Ｓ．Ｋ ]
投稿日:2020年01月28日
