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マルチフォーカルコンタクト
３０年以上のコンタクトレンズユーザであり、４５歳を過ぎても特に不便を感じていなかったが、ここ２年ほど、老眼が進んだらしく、モバイルＰＣの小さな画面を高解像度に設定すると、判読不能に陥っていた。夕方、疲れた頃に、特許公報を読もうとしても、読みにくく効率が下がっていた。コンタクトレンズメインの生活を送ってきた身としては、別途、手元用のめがねを用意するのも、面倒くさい。
そこで、前々から興味のあったマルチフォーカルコンタクトレンズを試してみることに。遠近両用めがねは、視点位置の違いを利用し物理的に異なる度数のレンズを組み合わせているが、コンタクトレンズの場合は、レンズと眼球との距離が０のため、どんなものかと疑問があった。フェンス越しに対象物を見るときのように、どちらを見るかによって頭（脳）がレンズの中心から連続して変化する度数領域から入る視覚情報を適宜選択することで、見たい対象物が焦点の合った対象物となるらしい。但し、全体的にシャープさは低下してしまうとの説明を受ける。
装着してみると、手元はかなりよく見えるようになり、この原稿もストレス無くモバイルＰＣで作成中である。一方、遠方は、これまでの単焦点レンズで１．５以上の視力が出ていたため、少しぼけ感が出ることに。こちらについては、１Ｄａｙレンズで対応可能であり、何よりも、普段の作業の効率が大幅に向上したことは大きな収穫であった。[ Ｙｏ．Ｉ ]
投稿日:2022年05月17日
