2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

検索

カテゴリー

トピックス

チャイルドシート

現在、うちでは、チャイルドシートを3脚使用しています。主に私自身が乗るために使っているクルマを十数年前に購入したときにも、後部座席がISOFIX(アイソフィックス)対応であることは、一応、確認していました。安全重視で定評のあるボルボのクルマですが、2ドア車なので、さすがにインテグレーテッド・チャイルドシート(後部座席がチャイルドシートに変形する)までは、ありませんでしたが。
 
そして、上の子が生まれる数ヶ月前、当然、ISOFIX型のチャイルドシートを購入するつもりで、私用のクルマと、子供を乗せるために購入した2台目のクルマ(5ドア車。もちろんISOFIX対応)の両方に付けられるものを探したのですが、
 a)0歳から数年、使えるもので、
 b)ISOFIX型の
 c)国土交通省の安全テストで「優」をとっている、
 d)私用のクルマにも付けられる
チャイルドシートは、ありませんでした。
それどころか、ボルボ純正のISOFIX型のチャイルドシートですら、私のクルマには付かず(おそらく、前席と後席の間隔が取付に不足しているため)、シートベルト固定型のものが対応、となっていました。そこで、上記d)はあきらめて、上記a)~c)を満たすチャイルドシートを購入し、チャイルドシートは5ドア車に固定されて使用されることになりました。
 
2年後に下の子が生まれたとき、上の子用に、と、
 e)1歳から数年、使えるもので、
 b)ISOFIX型の
 c)国土交通省の安全テストで「優」をとっている、
 d)私用のクルマにも付けられる
チャイルドシートを探したのですが、やはりありませんでした。ボルボ純正でも同様です。
 
しかし、2個目のチャイルドシートは、上記b)をあきらめて、上記c)~e)を満たすものを購入しました。私の2ドア車にも付け替えられることを重視したのです。その後、下の子が1歳になると、(お安かったということもあり)同じ物をもう1脚購入し、そちらは私の2ドア車専用としました。その結果、一人だけ乗せる場合には、どちらのクルマでもよいことになり、私の2ドア車に二人乗せる場合は、5ドア車から2ドア車に2脚目のチャイルドシートを付け替えて使用することになります。シートベルト固定式なので、取り付けるときは、私がヒザでぎゅうぎゅうとチャイルドシートをクルマの後部座席に押しつけて、チャイルドシートを座面クッションに押し込んで、ガッチガチに固定します。
 
その後、下の子が4歳になったので、最初のチャイルドシートはとりはずし、さらにもう1脚、同じ物を購入し、現在は、その3脚を2台の車で使用しています。もっと新しいものも出ていましたが、年齢や身長に応じてシートを変形させる際に使われる小道具を3脚で使い回せることと、こどもをどれにも座らせられる(チャイルドシートが違うとモメる原因になるので)こと、というフレキシビリティを重視しました。このシートベルト固定式チャイルドシートは、取り付けるクルマを選ばないので、車検などで代車がきたときにも、取り付けることができ、重宝していました。
 
しかし、今回、5ドア車の車検の代車で来たクルマには、このシートベルト固定式チャイルドシートは、あまりガッチリと固定できません。
 
クルマに付いている3点式シートベルトの雄の方のバックルは、クルマのシート座面の端から来るシートベルトを折り返して、シートベルト巻き取り機構が付いている斜め上の車体の柱に向かわせる役割を果たします。この雄の方のバックルを受け入れる、シートベルトの座面中央側の雌の方のバックルが、あまり真上を向かず、角度の制限のために斜め前を向くのです。その結果、クルマのシート座面の端から来るシートベルトは、チャイルドシートのシートベルト通し穴を出た後、雄のバックルを通るために、クルマのシート座面のやや前方に誘導されてから、雄のバックルで折り返し、斜め上に向かうシートベルトとして、再び、チャイルドシートのシートベルト通し穴を通って、斜め上に向かうことになります。
 
チャイルドシートのシートベルト通し穴はかなり大きいものですので、シートベルトの折り返し点(雄のバックル)がクルマのシート座面の後端、すなわち、クルマのシートの背もたれの下端近傍にあれば、クルマのシート座面の端から来るシートベルトは、シートベルト通し穴の下端を押さえつつ通過し(その結果、チャイルドシートがクルマのシート座面に押しつけられる)、斜め上に向かうシートベルトはそれとは離れて、シートベルト通し穴の中空を通ることになります。
 
これに対して、クルマのシート座面の端から来るシートベルトが、チャイルドシートのシートベルト通し穴を通った後、雄のバックルを通るために、クルマのシート座面のやや前方に誘導されてから、折り返し、斜め上に向かうシートベルトとして、再び、チャイルドシートのシートベルト通し穴を通る場合には、シートベルトは、雄のバックル通過後、まず、真後ろ向きかつ斜め上に向かう向きに伸び、シートベルト通し穴を通る際に、シートベルト通し穴の下端で、クルマのシートの背もたれに沿っておりかつ斜め上に向かう向きに、向きを変えられます(イメージできるでしょうか)。その結果、斜め上に向かうシートベルトが、チャイルドシートのシートベルト通し穴の下端において、座面の端から来るシートベルトの上に、バッチリ重なってしまいます。すると、シートベルトをある程度以上、締め上げると、上になっているシートベルトが下のシートベルトを押さえつけて、下のシートベルトを動かなくしてしまいます。
 
3点式シートベルトは、雄のバックルに通されているシートベルトが、雄のバックルをスルスルと通過できるために、全体として締め上げることができるのですが、雄のバックルに向かうシートベルトが、チャイルドシートのシートベルト通し穴のところで、雄のバックルから出てきた斜め上に向かうシートベルトに押さえつけられてしまって動けなくなるので、全体としてシートベルトをガチガチに締め上げることができません。その結果、チャイルドシートがガッチリとクルマのシート座面に固定されないことになるのです。
 
そんなわけで、今回は、5ドア車が車検から帰ってくるまでは、子供二人を乗せる場合にも、2ドア車を使うことになりそうです。
 
ちなみに、私の2ドア車は結構、高齢なので、もし必要に迫られて、3列シートのクルマに買い換えることになるとしたら、それなりに安全そうなクルマになるかな、と思っています(こちらも参照)。[ K.H ]

 

トピックス

投稿日:2022年11月15日