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シリコンバレー2018

 今年もシリコンバレーを訪れましたので2018年秋のシリコンバレーについて書きたいと思います。
 前回、未完成であったアップル社の新社屋は、さすがに完成していました。新社屋の影響で周辺道路の引き直しがあったことには少し驚きましたが、働く人の数を考えれば当たり前なのかもしれません。事前にアップルストアの場所を確認しておらず、新社屋の敷地内にあると思い込み進入すると、従業員限りの標識が。Uターンするスペースもなく、エントランスゲートに近づくと、笑顔で警備員さんが向かえてくれ(おそらく、同じような人が多いのでしょう)、アップルストアは別の場所であること、このまま進入して出口から出れば良いことを教えてもらい、無事に退場しました。
 
 今年は、10年ぶりに古い友人と会う約束をしており、待ち合わせ場所のイーストパロアルトへ足を運びました。20年ほど前のイーストパロアルトと言えば、お隣のパロアルトとは大きく異なり、企業は殆ど存在せず財政事情も良くなかったことを記憶しています。これに対して、現在のイーストパロアルトは有名所のホテルや企業が進出し、別世界の様相を呈していました。改めて、シリコンバレーの活況レベルが並外れていることを実感しました。住居費は高止まりまたは依然として上昇しており、この地で住居を構えることができる人は限られていることを実感しました。果たして何時まで続くのでしょうか。
 
 シリコンバレー+自動車と言えば、テスラ、になると思います。モデル3も普通に走っており、また、ショッピングセンターやスーパーに設置されている充電ステーションには多くのテスラ車が充電+駐車しており、さながらテスラのショールームのようでした。ただ、他メーカーのEV車も増えているためか、以前ほど目立つ印象は受けませんでした。
 
 個人的にただならぬ興味を引かれたのは、自動運転に向けたデータ収集のために数多く走行しているプローブ車両でした。風車のようにくるくる回る3DLidarを前後左右に、屋根には大きなレーダードームを搭載し、何故こんなに走っているの?というぐらい走っていました。一方で、数年前まで見かけたグーグルカーは全く目にしませんでした。当初は、車両と全く無縁の技術が集中していたシリコンバレーですが、これから数年は、車両+IT技術に関するリソースがものすごいスピードで集中し、展開していくであろうことをひしひしと感じさせられました。[ Yo.I ]

 

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投稿日:2018年10月30日