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わが家のブーム
最近、わが家では、「ミニ四駆」がブームになっている。ミニ四駆をご存じない方もいらっしゃると思うが、私の年代以降に育った男子であれば、おそらく、皆、知っているはず。私が子供の頃に買ったミニ四駆は、オフロード車の形をした、ただ真っ直ぐ走るだけのおもちゃだったが、今のミニ四駆は、目に見えないくらいのスピードでコースを疾走する完全に別物のおもちゃになっている。
きっかけは、いつも買い物に行くショッピングセンターで連休中に開催されたミニ四駆大会を家族で見学したことだった。二人の息子たちは、大変気に入ったようで、早速、キットを購入し、次の日の大会にエントリーした。はじめてコースで走らせたときには、二人とも第１コーナー手前のジャンプ台で大きくジャンプし、１周もできぬままコースアウトしてしまった。急遽、マスダンパーと呼ばれるパーツを購入し、車体を重くしてみたものの、レース本番では、はやり、二人ともコースアウトし、完走することができなかった。
それ以降、子供たちに促されるまま、私も妻もミニ四駆を購入し、毎週のように、コースが設置されているおもちゃ屋を探しては、そこに赴いて走らせている。
その甲斐あって、次の月に開催されたレースでは、長男は風邪を引いて出場できなかったものの、次男は、大人相手に初戦を突破した（相手はコースアウトだったが・・・）。
これまで、子供たちに技術に興味を持ってもらおうと、科学系の漫画本を買ったり、ゲーム機用のＢＡＳＩＣを買ったりしてみたのだが、ほとんど効き目がなかった。しかし、今回のミニ四駆は、子供たちの心を見事につかんだらしく、学校から帰ると、毎日のようにドライバーを握って改造しては、買ってもいないモーターのスペックを言い争っている。
大げさかも知れないが、ドライバーを使っておもちゃを改造する、というこの経験が、将来、何かの役に立ってくれればと思う。[ Ｙｕ．Ｉ ]
投稿日:2015年11月17日
