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父という窓
もう15年ほど前になるが、父の三回忌を前に、私たちは父を偲ぶ小冊子を作ることにした。子どもたち、孫たち、父のことをおじさんと呼んでいた人たち、思いがけず沢山の追悼文が集り、「風の吹くまま」というタイトルの小冊子になった。 私は、そこに、私が小学校5年生のときにした工夫を、父が特許出願してくれた、という思い出を書いた。小学生の私がした小さな工夫を父は面白がり、特許事務所まで相談に行ったらしい。「小学生でも発明者になれるそうだ」-ある日、帰宅するなり、嬉しそうに父が話したことを覚えている。そう...投稿日:2017年04月11日